How to select an encoder
最適なエンコーダを探すのはめんどうな作業です。出力タイプ、読取りタイプ、エンコーダのボディタイプなど、最適なエンコーダシステムを選定するための目安を解説しています。
RLS エンコーダの例: AksIM-2、OnAxis、LM10
エンコーダとは
エンコーダとは、データをある形式から別の形式に変換するデバイスを指します。位置の検出においては、エンコーダは機械的な動きを検出し、検出した動きをアナログまたはデジタル出力信号に変換します。より正確に言うと、位置を測定し、その位置から直線または回転の動きの速度、加速度そして方向を取得します。
動作原理、目的、複雑さ別に、エンコーダにはいくつか種類があります。
一般的には、下記のように分類されます。
リニアエンコーダはスケールに沿って動き、リング/ロータリエンコーダは軸周りを回転します。詳細情報
- エンコードの原理:
- インクリメンタル
- アブソリュート
インクリメンタルエンコーダとアブソリュートエンコーダの違いは、ストップウォッチと時計の違いに似ています。詳細情報
- 動作原理:
- 磁気式
- 光学式
- 誘導式
- レーザー式
エンコーダの位置測定原理には複数の種類があります。アクチュエータからリードヘッドへの位置情報の伝達は、光線、電流、磁気、誘導などによって行われます。
- 範囲:
- シングルターン
- マルチターン
シングルターンのエンコーダの場合、エンコーダシャフトの回転のたびに同じコードが繰り返し出力されます。マルチターンのアブソリュートエンコーダの場合、規定の回転回数になるまで、各回転時のシャフトの位置ごとに出力が異なります。
- 分解能:
- 高
- 中
- 低
分解能とは、エンコーダによって検出される、最も小さい動きを指します。エンコーダのタイプによって異なります。詳細情報
エンコーダには、さまざまな目的や用途、ユーザーに合うよう、多様なタイプがあります。