精度、分解能、繰り返し精度とは、どのような意味ですか?エンコーダの精度が分解能より低いのはどのような理由のためですか?

精度

リングのフェライト粒子、磁化エラー、センサーのノイズなど、様々な要因によりジッタが発生します。これにエラーが加わり、ノイズの多い直線が様々な周波数のサイン波に変化します。シャフトのリングの偏心は 1 回転当たり 1 サイン波です。これが最も大きな要因で、最大 ±0.1°になることもあります。なお、この誤差は、新世代の AksIM エンコーダに搭載される自己キャリブレーション機能により補正を行うことができます。また、それほど大きな要因ではないものの、高周波数のエラー要因としては、固定ねじの締付け過ぎによるリングの変形が挙げられます。

分解能

分解能は精度よりも重要な場合があります。精度が分解能よりも低くても、繰り返し精度を確保し、ヒステリシスを排除することで、高い分解能を確保することができます。

繰り返し精度

エンコーダの位置は、分解能の 1 カウント単位で、安定して繰り返し再現されます。これがリードヘッドの性能です。さらには、多くのポイントを測定する必要があるものの、リングのノイズをマッピングすることも可能です。

一般的、精度はリングに依存し、分解能と繰り返し精度はリードヘッドに依存します。

*注:SDE(周期誤差)とは、リードヘッドにより引き起こされる誤差で、AksIM エンコーダには存在しません。

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