無人搬送車 (AGV)
& 自律移動ロボット (AMR)

RLS は、AGV/AMR 市場における磁気式エンコーダのトップメーカー/サプライヤです。業界標準の出力方式、簡単取付け、高い信頼性といった特徴のエンコーダを豊富に取りそろえております。

物流の AGV/AMR 分野では、磁気式エンコーダが優れた位置フィードバックを返す機器として活用されています。非接触設計のため信頼性が高く、IP68 の保護性能によりほこりが多い環境でも動作可能です。

AGV (Automated Guided Vehicle) - 床にひいたラインやワイヤに沿って走行する無人走行ロボットです。走行の指示に、無線やカメラ、磁石、レーザーを使用するものもあります。

AMR (Autonomous Mobile Robot) - 物理的なガイドやマーカーを使わずに、内蔵したセンサーやプロセッサを使って自律的にモノを運ぶ自律移動ロボットです。

AGV と AMR はどちらも、自動車、物流、自動化倉庫、飲食業界、印刷業界で、大量の資材を繰り返し移動する際に使用されています。狭い通路を走行し、高い棚に届く設計になっていて、倉庫の貯蔵量アップに貢献します。AGV と AMR を導入することで付加価値が大きく高まり、あらゆる分野で柔軟性の高い物流が実現します。特に物流のボトルネックが増えている昨今、大きな効果をもたらしています。

AGV の課題

精度 0.5°

AGV と AMR がホイールの正確な位置を把握するためには、エンコーダによる正確な位置のフィードバックが不可欠です。速度と方向を制御し正確で安全な作業を行ううえでも、エンコーダは重要な役割を果たします。

コンパクト設計と簡単取付け

エンコーダにはコンパクトさが求められます。AGV と AMR は自動化倉庫の要件に合うようコンパクトな設計になっています。駆動システムに簡単に組み込めることも、メリットのひとつです。

衝撃/振動耐性

工場や倉庫では、起伏のある床面やちらかった物品が原因で、AGV や AMR からはいやでも振動や衝撃が発生します。そのため、困難な環境下でも精度を維持できる、衝撃や振動に高い耐性を備えるエンコーダを採用する必要があります。

仕組み

AGV と AMR の平均的な駆動ユニットは、サーボモータ、減速機、ブレーキ、タイヤから構成され、車体の動き、方向変換、停止を制御するためにエンコーダを必要とします。速度のモニタリングという点で、特にセーフガード用の安全レーザースキャナと組み合わせた際、安全機能を搭載した車両にはエンコーダが欠かせません。

AGV の各ホイールは、2 個のモータのトルク差によって各軸周りに回転します。各軸の駆動系から角度位置に関するフィードバックを取得することで、クローズドループ制御が実現します。

AGV how they work

RLS 磁気式エンコーダが選ばれる理由

メリット

  • 優れた設計/製造プロセスによる、クラストップの品質と信頼性
  • モータの位置フィードバックの標準としてサイン/コサインフィードバック
  • 過酷な AGV/AMR 環境に最適な堅牢設計。
  • IP68 の保護性能でほこりや液体の侵入を防止
  • コンパクトサイズによる省スペース性とハイパフォーマンスを両立

導入事例

  • 速度制御: インクリメンタルエンコーダ
  • ホイールの方向制御: アブソリュートエンコーダ
  • マスト高さとフォークの位置決め